先日ブログで、そういえば去年「囲い込み」が厳しくなるニュースがあって今年から始まるなぁ、と思い出したので書きましたが、今年になって早速NHKのニュースで記事になっていました。

不動産取引仲介業者の物件情報囲い込み 国交省が対策強化

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250122/k10014699601000.html

例えば売主から専属専任媒介契約で物件を任されレインズに登録し、他者の仲介業者が買主を紹介して契約が成立すれば3,000万円の物件の仲介となり105.6万円の手数料。しかし情報を制限して両手取引にすればその2倍の手数料。仮に売主側の仲介業者がみつけた買主が予算が無く2,500万円だとしても、売主のお客様に「なかなか反響が無く2,500万円なら買うお客様がやっと現れました。売るなら今です。今しかないです。」なんて言って契約をまとめれば2,500万円の仲介手数料89.1万円×2の178.2万円になり片手より手数料は増える。売主のお客様は500万円の損になるが、不動産業者は儲かりその担当者は片手よりアップした担当者ボーナスをもらってしまう業界の悪しき慣習。それにやっとメスが入る時代になりました。

不動産や建築は人と密に関わるもの。正直に誠実に仕事をしたいものです。